約 70,239 件
https://w.atwiki.jp/teitoku_bbs/pages/1266.html
125 :4:2012/07/28(土) 23 33 21 本編時系列 提督たちの憂鬱 第4話 1/6 1927年 夢幻会会合 嶋田繁太郎:海軍大学校校長。 会合出席。 夢幻会の組織力を改めて実感。カップ麵の試食会に頭を痛める。 海軍大学の教育改革推進。陸海軍の協調を目指す文化祭、運動会共に成功。 『ひょっとして自分だけが異常なんだろうか…… 嶋田は人知れずそんな不安を感じた。』本編4話より抜粋 伏見宮博恭王、大角岑生、南雲忠一:会合出席。新発売されるカップ麵を試食。 辻政信:会合出席。新発売されるカップ麵を試食。聖ペテロ女学院設立。 『「東京近郊の学校には、やたらとロシア系美少女が多いようですが? ああ、モンゴロイド系もコーカソイド系もいましたね」』本編4話より抜粋 三菱代表:会合出席。新発売されるカップ麵を試食。政財界に絶大な影響力を持つ。 『「まあ憲政会の政治家たちにも飴は与えてあります。 イザというときには役に立つでしょう」』本編4話より抜粋 伊藤博文、山県有朋:死去。 126 :4:2012/07/28(土) 23 34 02 2/6 若槻禮次郎:名前だけ登場。若槻内閣不成立。 『「片岡を外して作ることも出来たが、 別に若槻内閣を作る必要なかったからな」』 『「政友会でうまくやっている。 わざわざ憲政会に組閣をさせてやる必要はないだろう」』本編4話より抜粋 片岡直温:名前だけ登場。 若槻内閣大蔵大臣。 史実では失言で金融恐慌が発生していたが本編では任命されず金融恐慌も防ぐ。 インスタントラーメン:新発売されるカップラーメン。 トランジスタ開発:コンピュータ開発でのアドバンテージを得るために必要。 1932年から開始する予定の第二次五ヵ年計画の中で開発を進める。 満州:『第一次世界大戦後、連盟の監視下で満州は合法的に日本の影響下にあった。 連盟(列強)の監視もあって治安も安定しておりわざわざ張作霖を排除するような機運はなかった。 さらに米もあまり反日を煽れば連盟の警戒と日本による武力介入を呼ぶ可能性があるとして 極端な日中離反工作はできないでいた。さらに21ヵ条要求などをしていないので反日機運もそこまで高くは無く、 むしろ反英機運が高かった。』本編4話より抜粋 聖ペテロ女学院:亡命ロシア人子女の為に設立。 陸軍:『米国企業を馬賊、そして最近出没するようになった共産ゲリラなどから護ると同時に、 米財界とのコネクション作りを着々と進めていた。』本編4話より抜粋 127 :4:2012/07/28(土) 23 34 46 3/6 1928年 嶋田繁太郎:球磨型軽巡洋艦弐番艦「多摩」艦長就任。 張作霖:暗殺を免れる。 『史実では国民党の北伐による北京制圧と満州某重大事件と呼ばれる張作霖暗殺事件が起こった。 しかしながらこの世界ではそれらのイベントは発生していなかった。 米国の支援を受けた張作霖は依然として華北部を中心に強力な戦力を保持し、 国民党相手に一歩も引くことなく北京を維持していたのだ。 これによって張作霖は中華民国の正統政府は自分達であると主張して止まなかった。 勿論、国民党の蒋介石はこれに反発したが、 米国(+日本)をバックに持つ張作霖に真っ向から戦うことはできず、 華南での足固めに終始していた。』本編4話より抜粋 128 :4:2012/07/28(土) 23 35 16 4/6 1929年 世界恐慌前 嶋田繁太郎:天城型航空母艦「天城」艦長就任。航空無線を取り入れた集団戦法の研究を進める。 『後々に、この集団戦法は日本軍の航空部隊の基本戦術となっていく。』 『嶋田は、海軍有数の派閥の一員なのだ。尤もそれだけ色々と苦労も多い。 妬む奴もいれば、媚を売ってくる奴もいて、人間関係で気がめいることが多いのだ。』 『嶋田は新たな戦術を研究すると共に、 赤城型空母『赤城』の艦長となった山本五十六と航空機の未来について話す機会を多々設けた。 彼等は飲み屋や寮などで大いに話を盛り上げた。 尤も嶋田は海軍有数の名将と呼ばれる事になる山本五十六を前にして 緊張のあまり背中で汗を流していたが。』本編4話より抜粋 山本五十六:赤城型航空母艦「赤城」艦長就任。嶋田さんと航空機の未来について語り合う。 129 :4:2012/07/28(土) 23 36 13 5/6 1929年10月24日 暗黒の木曜日 世界恐慌 夢幻会会合 『この恐慌の発生を予め知っていた日本は、 むしろこの大暴落を利用して莫大な資金を稼ぎ出した。 それは各省庁の裏金や、皇室財産からも資金をひねり出して 仕掛けた夢幻会一世一代の大博打だった。尤も彼らの行為は、 インサイダー取引なんて目じゃないほどのインチキだが、 インチキはばれなければ問題ない。』本編4話より抜粋 『世界恐慌によって世界各国で生産縮小、企業の倒産が相次いでいた。 その中で日本は巧みな金融政策、経済政策でその打撃を最小限に抑えた。』本編4話より抜粋 嶋田繁太郎:会合出席。辻~んの爆弾発言に思わず持っていた湯のみを落とした。 東条さんの股間に零れる。 南雲忠一:会合出席。嶋田さんを宥める。 『「南雲さん。今、私は5.15や2.26事件を引き起こした将校たちの気分が わかったような気がしますよ」』本編4話より抜粋 辻政信:MMJ幹部。会合出席。黒ニーソ派。爆弾発言で会合が大荒れ。 『世界恐慌で荒稼ぎした金の総額を見た辻が、 喜びのあまり何やら高笑いをしていた。』 『「そうです化学繊維を作るためです。 ぶっちゃけ、高オクタンのガソリンは二の次です!」』本編4話より抜粋 化学繊維開発:デュポン社より早く特許を押さえ莫大な利益を得る為辻~んが推進。 130 :4:2012/07/28(土) 23 37 04 6/6 1930年1月 ロンドン銀相場暴落 ロンドン銀相場暴落でも荒稼ぎ。 1930年 ロンドン軍縮会議 1月21日~4月22日 日英同盟:駆逐艦の排水量制限を緩和させることを条件に対米戦争参戦義務削除。 米国国務省は外交での勝利と考えたが、実際には日本のシナリオどおりであった。
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/19.html
「提督にお手紙があるみたい・・・」 「お?そうか、ありがとう」 扶桑から手紙を受け取る いつもの戦績報告書だろうとおもったら・・・母さんからか [元気にしてるか] あぁ、してるよ [飯は食ってるか] 間宮さんの飯はうめえさ、心配いらねぇよ [早く嫁さん見つけてきな、孫が見たい] そう、か・・・いや、心に決めたやつはいるんだけどな・・・ [うだうだ考えてないでぶつかってきな。どうせフラれやしないかとビクビクしてるんだろう?] なぜお見通しェ・・・ まぁ、そうだな・・・踏み出さないと掴めないもんもあるってもんだよなぁ 「提督・・・?あの、どうかしました?」 心配そうに覗き込んでくる扶桑 「なぁ、扶桑」 「・・・?」 きょとんと首をかしげる彼女に 「好きだ、結婚を前提に付き合ってほしい」 「へ・・・?け、結婚・・・?えっと・・・えぇーーーー!?」 思わず驚嘆の声を上げさせるほどの爆弾発言を行った 「え、あの?提督?結婚?結婚ってその、男女が夫婦になって、あの、その、え?え?」 いつものおっとりした彼女が一転してあたふたしている。これはこれで非常にかわいいと思うのだが、少しかわいそうかな 「扶桑、落ち着いてくれ、深呼吸だ」 「あ、はい・・・。すー、はー、すー、はぁ~」 落ち着いたようだ 大げさに深呼吸したようでおっぱいが強調されて実にスバラシイ! ・・・失礼 「あの・・・提督、ほんとうに・・・?本当に私でいいの・・・?」 「あぁ、一目見たときからずっと思っていたんだ。一目ぼれってやつだな・・・」 「でも・・・きれいな子やかわいい子は他にいっぱいいるわ・・・私なんて・・・」 「それに、私たち姉妹がなんて言われているか知っているわよね?あなたまで不幸だなんて呼ばれたら、私は・・・っ!?」 信じられない、そんな風にネガティブな発言をする彼女を抱きしめて黙らせた 「実力行使にでるが・・・俺がこんなことをしたい、と思うやつはお前しかいない」 言いながらぎゅっと抱きしめる 俺よりも背の低い彼女は胸板に顔を付けるようにすっぽりと埋まっている ふわり、と長い髪からいい匂いが流れてくる 背中に背負った砲塔が頭にぶつかってすごい音がしたがまぁ問題ない。鉄板に顔の熱を奪われて意識がぶっ飛ばないで済む 「ぁ・・・、すごい、ドキドキしてる・・・」 「わかるか?これ結構勇気だしてやってるからな?」 「わかるわ・・・顔が真っ赤だもの・・・」 そういってひんやりとした手をこちらの頬に添えて見つめてくる扶桑 その少しうるんだ瞳に吸い込まれそうになる 「ほかの奴?確かにいろいろいるだろう」 「だが、それがどうした?俺はお前に一番心を惹かれてる」 「あだ名は知ってる、不幸姉妹・・・だろう?ふざけるな」 「俺が提督である以上お前らを絶対不幸になんてしてやるものか。過去がなんだっつーのそんなもん鼻で笑って俺の鉄拳という名の主砲でぶっとばしてやる」 普段から思っていたことを一気にまくし立てる そして目をぱちくりさせている彼女にしっかりと目を合わせてもう一度 「俺はお前が好きだ、お前の素直な気持ちを教えてほしい」 馬鹿正直に告白してやった。これでフラれたら俺は回天にでも乗って敵本拠地に突撃してこようと思う 「・・・はい、私でいいなら喜んで」 彼女は涙をたたえながら微笑み、答えてくれた──そして 「私もずっとずっと好きでした・・・もう、離れません」 嬉しさ爆発と言わんばかりに抱きつき返してきた 「~~♪」 ご機嫌な様子でほおずりしてくる扶桑 こんな一面もあるらしい。すごいふにゃふにゃしてる、かわいい、なんだこの生き物 「・・・」 頭に手を置き、髪を梳くように通しながら撫でてやると 「はぁ・・・♪」 恍惚の表情を浮かべてしなだれかかってきた お、おう、その、なんだ、やべぇこっちもドキドキしすぎていろいろと我慢がきかんっ 「扶桑」 「はい?」 「キスしたい」 節操ないな、俺。畜生悪いか初彼女で童貞だったら暴走するしか道はないだろう! 「───」 固まった。まずい、がっつきすぎたか── 「はい♪」 幸せそうにはにかんで答えると 「──どうぞ」 目を閉じて迎えてくれた 一見落ち着いているように見えるが耳まで真っ赤になっているし、肩もふるふると震えている ここで応えなきゃ漢じゃねぇっ! 「──んっ」 「ん、んむ、ちゅっ」 腰と頭に手を回し、抱き寄せてキスをすると彼女から積極的に吸い付いてきた 「ちゅっちゅ、ぁむ、む、ちゅ、ちゅっちゅ──んぅ!?」 「ん、んむむ、ん、ちゅるっ」 負けじと舌をねじ込む。最初は驚いた彼女もすぐに順応してお互いの口内を蹂躙する 「ぷぁ、は・・・っ」 「はっ、ふぅ・・・」 息が続かなくなり離れると、二人の間に唾液で橋ができ、月明かりを受けてきらり、と光る 「いきなり激しかったな」 「だって・・・ほしかったんだもの」 指を合わせてもじもじする扶桑。本当にどこまで俺を萌えさせれば気が済むのだろうこの子は もうあれだ、我慢できん。最後まで行ってもいいよな? みなさんお分かりのことだとは思うが、童貞ボーヤ(愛宕にとてもいい笑顔で言われた)がこんなことをしたら下半身は見事に反応するわけで 扶桑も顔を真っ赤にして所在なさげにしている 「提督・・・あの・・・何か、あたって」 うん、だよね・・・というわけで 「すまん扶桑、抱きたい・・・というか抱く」 「・・・はい///」 ぱんぱかぱーん!すごい、こんな気持ち初めて!もう何も怖くない! 我、夜戦ニ突入ス! いたすにはちょっと邪魔な装備を一旦はずし、お姫様抱っこで布団まで運ぶ。 「あ・・・」 寝かせてやると、恥ずかしさと嬉しさと期待を込めたまなざしで見つめてくる 「その、ゆっくりできないと思うから先に謝っとくな、ごめん」 「・・・ふふっ、大丈夫よ。それだけあなたが想ってくれているってわかっているもの」 やさしく応えられてしまった。さすがはお姉さんか 「じゃあその・・・脱がすよ」 言って彼女の服に手をかける 彼女の手伝いもあり、するりと簡単に脱げ、一糸まとわぬ彼女の身体は 「きれいだ・・・」 「~~~~~っ///」 飾った言葉なんて考えられないほど美しかった 胸や秘所を隠そうとする手を上にのけて、その姿を目に焼き付けながら おもむろに胸に手を伸ばした 「───んっ」 ふにゅっと手でつかんだ分形を変える胸──あたたかくて、柔らかい。 そのままこねるように、また、ふにふにと感触を楽しむように揉んでいく 「ん、ぁ、ひゃ、やん、あ、あ・・・っ」 切なげに声を漏らす扶桑、どうやら痛くはないようだ そのまま触り続けていると、先端部分が固くなってきた。どうやらちゃんと感じてくれているらしい ので、こりっとつまんでみた 「ふああっ!?あ、やっ・・・!?」 ビクン、と大きく跳ねたちょっと刺激が強かったか・・・? 「あぁ・・・ん、ぁ・・・」 少し弱めながらくりくりすると甘い声を上げながらもだえる彼女、どうやらこれくらいがいいらしい おっぱいを刺激すること約10分ほど さっきからもじもじと太ももをすり合わせていることには気づいていたのでそちらも触ることにした 「ぁ・・・ひゃ!?」 胸は一度解放し、両手で閉じた脚を開かせると彼女の秘部からあふれたもので敷布団のカバーにシミができていた 「やぁ・・・みないで・・・」 恥ずかしいとばかりに顔を覆ってしまった扶桑、そのいじらしさに感動を覚えつつ くちゅ・・・ 「ひあぁっ!」 「濡れてるな、ここ・・・」 水源を指でなぞっていった 「あ、あ、だめ・・・そんな・・・はあぁ・・・」 「気持ち良くなってる証拠だよ、俺としては嬉しいな・・・」 「そう、なの・・・?」 「あぁ、だからもっと力を抜いて・・・」 少しいやいやと首をふる彼女をなだめ、本番のための準備を開始するべく指を侵入させる 「あ、あぁ、あ・・・ひゃぁ、あ・・・っ!」 くちゅくちゅと中を刺激してみる奥からとろり、とろりと愛液があふれてくる 「あ、あぁ、ふあ、あああ・・・っ」 「よく濡らさないと痛いらしいからな・・・」 言い訳しながら彼女を攻めたてる 部屋には水音と彼女の喘ぎ声だけが静かに響く 「あ、ぁ・・・提督、なにか、なにか・・・くるの・・・」 「いいよ、そのまま身を任せて・・・」 限界が近いらしい彼女をイかせるために少しスパートをかける 「あ、あ、あ、あああ、あああああああぁ~~~っ!!!」 布団をぎゅっとつかみながらピンとのけぞり硬直する扶桑 どうやら無事イったらしい 「はぁ、はぁ、あ・・・」 脱力し、ぼんやりと中空を見つめる扶桑を前に自らも裸になり覆いかぶさる 「あ・・・」 「本番、するからな」 「はい・・・あなたを、ください・・・」 ギンギンに屹立したモノをあてがい ずぷり 「~~~~っ!!」 彼女の中に侵入した 「くぁ、きっつ・・・」 「う、くぅ・・・っ」 十分準備したつもりだが初めてってのはこんなにきっついもんなのか・・・ 「大丈夫・・・じゃないよな、すまん・・・」 「いいえ、だいじょう、ぶ、です・・・だから、さいごまで・・・っぅ」 痛みに耐え、涙を浮かべながらも受け入れようとしてくれる彼女 「わかった、一気にいくから少し我慢な・・・!」 感謝をしながら、せめて痛みは一瞬に、と腰を突出し一気に突き進む 「くぅあ、あっ・・・!」 みち、ぶち、と肉を引き裂いて行き止まりまで押し込んだ 「はいった・・・!」 「は・・・い・・・」 ふるふると震えながらも笑顔をうかべてくれる彼女 そして、それとは別にぎちぎちと締め付けてくる内部に我慢をできずに 「動くな・・・」 「はい・・・!」 彼女を貪る 「うくっ、あ、あぁ・・・!」 苦悶の表情を浮かべる彼女だったが、こちらが心配して腰を止めると 「大丈夫ですよ・・・?この痛みも、あなたとつながっていることを教えてくれて、うれしいのです・・・」 嬉しいのだと、大丈夫なのだと受け入れられてしまった こうなったら男としてはもう甘える他無く 「んく、あ、うぁっ、あぁぁ・・・っ!」 彼女の身体におぼれていった 彼女と交わり始めてどれくらい経っただろうか 「ん、あ、あぁ、あんっ、ぁ・・・っ」 痛みは薄れてきたようで、甘い喘ぎ声を上げてくるようになった 中の反応も、押し出すような締め付けではなく、もっと奥へ、奥へと引き込むように変化していた こちらの限界は近い。おそらくこれ以上我慢は効かないだろう 「すまない、先に・・・」 「はい、あなたのお好きなように・・・」 情けない話だがその言葉を受け取って 少し乱暴に腰の動きを速めて、俺は限界に達した どぷっ、どくっ、どくんびゅるっ! 「あああっ、あ、ひゃああっ!」 最奥部に押し付け、全部中に放つ 彼女も逃がすまいというように背中に腕を回し、脚で身体を挟みこんで受け止めてきた いわゆるだいしゅきホールドとかいうやつだ 「あぁ、あ・・・あついのが、なかに・・・」 「う、うぅ、くっ」 全部出し切ると彼女の上に突っ伏し 「ありがとうございます・・・」 「それはこっちのセリフだよ・・・」 嬉しそうに抱きとめて頭を撫でてくる彼女に身を任せ、二人一緒に軽い眠りについた 「しちゃい・・ましたね」 「あぁ、そうだなぁ・・・」 「みなさんにご報告はどうしましょう」 「遠征組が帰ってきたらまとめて全員にしよう・・・ただ、山城には先にな」 「えぇ、あの子には祝福してほしいのたけれど・・・」 「難しいかもな・・・でも、認めてもらうさ。俺は二人の仲を引き裂くつもりはまったくないしな」 「わかりました、お任せします」 少しして目を覚まし、抱き合ったままの姿でそんなことを話し今後の騒動をどう収めようか考えたあと せめて今だけはと事後の余韻にひたりいちゃつくのであった
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/1310.html
流離提督ニンブル・ミキッタ C 光文明 (4) クリーチャー:グレートメカオー 2500 ■相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体タップする。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMW-08 「超越編 第4弾 終焉聖典(グリモワール・スパーク)」ここは通さんと、倒産した父さんが言っていた! ――流離提督ニンブル・ミキッタ DMWC-14 「デュエリスト・スペシャル2 ロード・オブ・ディメンションズ」「ここは通さん!」 ――倒産した父さん 収録 DMW-08 「超越編 第4弾 終焉聖典(グリモワール・スパーク)」 DMWC-14 「デュエリスト・スペシャル2 ロード・オブ・ディメンションズ」93/140 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/629.html
839 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 50 33 ID YUPE4SWA 流れ豚切ですいません投下します。 ※一部メタい 「姉様?何をなさっているのですか」 「あら山城」 夜更けの鎮守府、扶桑姉妹の部屋にて。 妹の問いに、姉は声を潜めて語り出す。 「……提督を盗撮したわ」 「!?」 突然の告白に驚きのあまり声が出ない山城。それを見て扶桑は続ける。 「やはり驚くわよね…。無理もないわ」 そう言って山城の目をじっと見据え、言い聞かせるようにゆっくりと言葉を紡ぐ。 「でもね、これは仕方のない事。こうしなければならなかったのよ」 「え?」 「いい山城?考えてみて。私達の存在感を」 言われて山城はふと考える。 視覚的インパクトという点では自分たちの巨大な艤装は非常に大きな存在感を示しているだろう。 しかし他の戦艦に比べて突出している部分があるかと言われれば、その点では圧倒的火力と耐久を誇る大和型や、 高速かつ戦艦としては燃費のいい金剛型ほど目立った点は無い。 航空戦艦という新たな道もあるが、それに関しては伊勢型が元祖である。 (言われてみれば……。いえ!有るわ!他の誰も、そう私自身も到底及ばない扶桑姉様という神々しいまでに完全無欠の存在が!!) 「何をおっしゃいます姉様。姉様は姉様であるという事だけで、他の何者も並び立つことなど不可能です!」 そう断言する山城の目は、そこに一切疑念の余地はないと光り輝いている。 扶桑は恥ずかしそうに少し頬を赤らめてはにかんだ。 「ありがとう。そう言ってもらえる私は幸せ者ね」 「姉様……っ!」 山城の目に涙が浮かぶ。 今まで不幸だと思っていた。良い事なんて無いと思っていた。 そんな自分が姉を、憧れの姉を、自分と同じように不幸だと思っていた姉を幸せにすることができた。 これこそ妹冥利、不幸冥利に尽きるというもの。 姉様が幸せならば私も幸せです。そんな言葉が出かかった時、扶桑は言葉をつづけた。 「でもね山城、世間はそうは思ってくれなかった。これを見て」 扶桑は懐から折りたたんだ紙を取出して山城の前に広げる。 何重にも折られたそれは、広げるとかなり大きく、扶桑は壁に画鋲でとめて講義するようにそこに書かれた表を指して説明する。 840 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 53 55 ID YUPE4SWA 「これは昨年の年末に行われたあるイベント―イベント海域ではなく秋雲と漣と夕張がはりきっていた方のイベント―と某書店における同人誌の取り扱いに関する表よ」 扶桑が示す表は表1と題され次のように書かれていた。 同人誌登場頻度(艦種別) 空母(正・軽):史実並みの活躍 重巡洋艦:ワシントン条約下レベルにお盛ん 軽巡洋艦:夜戦の花形(意味深) 駆逐艦:最高だぜ! ※あくまで扶桑さんの主観です 「次にこっちの表をみて」 そう言って表1の下、表2と題された表に移動する。 同人誌登場頻度(戦艦) 金剛型:史実並みの活躍 長門型:八八艦隊級の量産体制 大和型:最大最強だし、多少はね? ビスマルク:おっぱいプルンプルン!! ※繰り返しますがあくまで扶桑さんの主観です 「そして私達は……ほとんど見なかったわ」 「そんな!?」 山城には理解できなかった。自分はともかくとして、扶桑姉様がそんな扱いの筈がない。 だって姉様はこれほどまでに魅力的で素晴らしいのに、世の男達が放っておく訳がない。 そんな理不尽への憤りにも似た疑問が浮かんできたが、同時にあることに気付いた。 「あっ、姉様。この表、伊勢と日向が載ってませんけど」 「良いところに気付いたわね山城。あの二人も私たち同様、それほど多くはなかったわ」 ここにきて、扶桑は問題の中核に触れる。 「今私達はあの二人に並んでいる。そしてあの二人に改二がない今こそ、私達が存在感を示す絶好のチャンスなのよ」 扶桑には確信があった。 改二の実装された今であれば、伊勢日向を引き離して、自分たちの人気を確立し、提督のハートを掴めるはず。 だが同時に焦りもあった。 ただの改である相手に改二でスペック面では一部勝った。 これは言い換えれば、改の相手に改二を使ってしまったということ。 伊勢型に改二が実装されれば、スペックでは引き離されてしまう可能性が高い。 ならば尚更、今のうちに手を打たねばならない。 841 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 22 58 44 ID YUPE4SWA そこで冒頭に話は戻る。 「対策を練るため、青葉さんに頼んで提督と伊勢の行動を盗撮してもらいました」 「流石です姉様!敵を知り己を知れば百戦して危うからずですね!」 姉に関することで、山城に倫理観や冷静な判断というものは存在しない。 早速テレビを準備し、青葉からもらったという映像を再生する。 部屋の電気を消し、二人とも布団に潜って頭だけ出している姿は、こっそり入手したAVを見る中学生のそれである。 映像は提督の執務室を映し出す。 どうやったのかかなり高い位置に設置されているカメラは、室内のほぼ全体を見下ろしている。 室内には提督が一人机に向かっていたが、やがて伊勢が入ってきた。 「ただいま戻りました。あぁ~寒かった」 「おう、お疲れさん」 伊勢は両手をすり合わせながら提督の方へと近づいていく。 画面端には窓が映っていて、外の枯れ木が海からの風に揺れているのが見える。 画面下に書かれている撮影時間は既に東の空が紫から黒に変わり始める頃だ。この時期のこの辺りで日が沈んだなか冷たい海風に吹かれるのは大層寒いだろう。 伊勢は不意に両手をすり合わせるのをやめると、ゆっくりと提督の後ろに回り、彼の両頬を包み込んだ。 「冷たっ!!」 「あはは、提督温か~い」 最初こそびくりとした提督だったが、満更ではないようで伊勢のしたいように任せている。 伊勢はするすると両腕を提督の首に回し、それによって上半身を提督の背中に密着させ、頭を彼の横に並べる。 「……しよっか」 「何を?」 顔のすぐ横にある伊勢の頭を撫でながら提督が答える。 「何をするのか、お前の口から具体的に教えてほしいな」 「……意地悪」 頬をほんのり赤らめてちょっとむくれたようにそう言う伊勢の頭を提督はポンと軽くたたき、首に回った両腕をほどくと立ち上がる。 「冗談だよ」 一度画面外へ提督が消えたと同時に扉に鍵をかける音がして再び現れる。 戻ってきた提督はカーテンを閉めて机の前に移動していた伊勢を戻る勢いのまま抱きしめた。 伊勢の両腕も、今度は提督の背中に回る。 「伊勢も温かいじゃないか」 体の真ん中に伊勢の体温を感じながら、より強くしっかりと抱きしめる。 密着した二人は体に続いて顔も近づけていき、やがて唇が重なり合う。 お互いを求めるように、その形のまま伊勢の腕がぎゅっと提督を抱きしめる。 842 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 23 02 02 ID YUPE4SWA やがて口が離れると、提督は伊勢を抱きかかえ、さっきまで使っていた机に彼女を仰向けに寝かせて、その短い袴に手を伸ばす。 刀と床がカシャンと音を立てる。 するすると衣擦れの音をさせ、袴と下着がおろされて床に落ちる。 露わになった伊勢の秘所に提督の指がそっと触れる。 「んっ…」 指が伊勢をこすりながら少し進み、戻り、また進み、また戻る。 「あっ、んっ、あっ、うぅっ」 伊勢の顔はカメラの位置からは提督の背中に隠れて見えないが、指の動きに合わせて上がる彼女の切ない声が、彼女の状態をしっかりと伝えている。 伊勢の中に入った指が、生温かい彼女の中に入り込んでその感触を確かめるように動く。 「ああっ、ひんっ、んああっ」 伊勢の声が先程より大きくなり、湿って強張りのとれた膣から指が引き抜かれると、今度は怒張した一物がそれに換わる。 「あっ!ああっ!ひああっ!」 指の通ったルートを一物がなぞり、伊勢が嬌声と呼ぶべき声を上げる。 指の時とは違い、伊勢の体は一物を受け止めようとするように膣全体が吸い付いていく。 その中をさらに奥まで突っ込んでいく提督。 「ふぁっ!!ひゃん!!あああっ!!」 やがて最奥を突かれ、伊勢が大きく喘ぐ。 カメラには机に向かって一心に腰を動かす提督と、その両脇に伸びて、時折ビクビクと動く伊勢の両足が映っている。 「あひっ、ふぁあ!!ああーっ!!」 伊勢が声を張り上げ、両足がぴんと硬直する。 やがて提督も腰の動きが止まり、伊勢から離れると、カメラに初めて伊勢の姿が映し出される。 先程ぴんと張った両足はだらりと力を抜いて自然に折れ曲がり、机の上で仰向けのまま胸を上下させて荒い息をしている。 「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」 急に静かになった室内に、伊勢の息が響く。 映像が終わって、テレビの前で扶桑と山城は固まっていた。 「ね、ね、姉様……」 「す、すごいものを見てしまったわね……」 二人の仲がいいことは知っていたし、もしかしたらとも思った。 青葉が気まずそうに「視聴は自己責任で」と言っていたので、なんとなく予想はしていた。 だが実物は違った。 考えてみれば、これは登場人物全員顔見知りの無修正AVである。なんのリアクションもするなと言う方が無理だ。 暫しの沈黙の後、扶桑は深呼吸を一つ。 「でも、怖気づいてはいられないわ」 「姉様!?」 こくりと山城の白い喉が動く。全て言葉にしなくとも姉の決意はびりびりと伝わってきた。 「…伊勢・日向には、負けたくないの!」 845 :名無しの紳士提督:2015/01/25(日) 23 04 29 ID YUPE4SWA 翌日。 一人執務室にいた提督は、ふと窓の外を見る。 あの日と同じどんよりと鉛色の空の下、静かで寒々しい冬の海が見える。 不意に、誰かが扉をノックする音が聞こえた。 「どうぞ」 視線を扉の方に移すと、視界の下端に数日前伊勢と行為に及んだ机が見える。 (あれは結局気のせいだったのか?) あの時、提督も伊勢も誰かに見られているような気がしたがあの日あの場所には二人しかいなかった。 扉に鍵をかける時も外に誰もいない事を確認したし、窓もカーテンを閉めていた。 そして昨日、自室で伊勢と再度及んだ時は何も異常は無かった。 やはり気のせいだったのだろうと結論付けようとして、提督はその認識が誤りであること、自分たちの感覚が正しかったことを理解した。 その証拠に、開かれた扉の向こうには机と提督に交互に目をやりながら胸元をはだけさせ、黒インナーを見せつけている扶桑がいて…… 終 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/558.html
前回の話 『提督を信じてた僕が、とても馬鹿みたいだよ』 …………。 『あんなに提督を慕っていたのに、最低ですわ』 ……五月蝿い。 『私、感情表現は苦手ですけど、もう提督には嫌悪の感情しか出ないわ』 五月蝿い。 『大井っちが言った筈だよね? 裏切ったら沈めるって。まあ今の提督には弾薬使うのも勿体無いんだけどさ……』 五月蝿い! 『だからさ、沈んだ大井っちのいる海は触らないで、どこかで飛び降りてよ』 五月蝿いっ!! …………………… ………… …… 「……っ! ……っ」 口をぱくぱくさせるが、思うように声が出なかった。 自分の意識が静かに浮上した今、既に動悸は不健康なまでに著しく激しい物になっている。 自分の中では悪夢に分類されたそれは、不本意ながら脳に深く刻み込まれてしまった。 大勢の艦娘らに糾弾され、下衆を見るかのように酷く濁らせた目で自分を見限ったのち向こうへ行ってしまう夢。 背景もまた自分の今の精神状態を表すような、荒んだ灰色であった。 勿論これは実際に起きた事ではないのだが、これから起きる正夢と言う奴なのではないかと勝手に恐怖する。 ――唯の夢じゃないか。馬鹿馬鹿しい―― 精一杯の虚勢を張ってそう自分に言い聞かせ、 目から距離のある真っ暗闇が広がる天井から逃げるように寝返りを打ち、布団を頭まで被る。 明日も仕事なのだ。睡眠時間は今しかない。 それなのに……。 ――"飛び降りてよ"―― 虚勢は虚勢にしかならなかった。 布団を被ろうが瞼を閉じようが、夢の余韻は絶たれず、瞼の裏で尚再生し続ける。 寝付こうと数分そうしていても動悸は収まらない。 耐え切れなくなった自分はやがて飛び起きて軍服を羽織り、 私室を飛び出し執務室箪笥の一番動きの悪い引き出しに組み付く。 その中のまた一番奥の陰った隅に置いている物に手をつけた。 そして、多くの艦娘が眠る庁舎を抜け出した。 …………………… ………… …… 「……あら?」 大破入渠から復帰し、どうせなら添い寝でもしてあげようかと思い立ったがマルヨンマルマル。 支援艦隊として敵艦隊の隅から忍び寄るくらいに気をつけて一切の音を殺して扉を開けたが、 その向こうにはまず音を立てる物が何もなかった。 ベッドの中がもぬけの殻だ。 その文字通り脱皮でもしたみたいに、布団が乱雑に床に放られている。 今の時間はマルヨンマルマルを過ぎた頃。 休養の時間真っ只中のこの時間に私室にいないとなると。 ――いた―― 魚雷発射管を外した代わりに足に装着した探照灯が、寂れたベンチを照らす。 誰もいない、空高くそびえる敷地内の明かりが届かないそのベンチに、その人はくたびれたように腰掛けて項垂れていた。 軍帽を被らない提督が、面倒臭そうに座ったままでゆっくりとこちらへ振り向く。 「…………」 元からなのか、探照灯が眩しすぎるのか、提督は弾薬よりも目を細めて眉間の皺の明暗を強く表していた。 背もたれからは紫煙がくゆり、一層この人の今の状態が良くないことを表す。 「修復が終わったなら寝なさい」 口を開けば、普段の調子に靄がかった声が発せられた。 そんな声の提督の追い払う命令は、私の耳には届かない。 傍まで近づくと足に装備した探照灯がこの人を照らさなくなり、 月明かりさえも雲で塞がれているので視界はほぼ漆黒の青に染まるが、 見下ろすとベンチの上で小さな火が灯っているのが分かるので、それを取り上げるのに難はなかった。 案外この人は抵抗しない。 私はそれを地面に叩きつけて、艦底である丈夫な靴で踏みにじる。 「何のつもりだ」 この人の声に静かな憤りが含まれた。 玩具を取り上げられただけでそんな声に変わるなんて、子供みたい。 「また買ったんですか」 「……さあね」 この人は私の追求には応じようとしない。 斜に構えている、ように見せかけている証拠だ。 「提督が煙草なんか吸っているようじゃ、私達が提督を守る意味がなくなるんですよ」 「お前等が守っているのは国民だろ」 「提督は国民ではないと言うんですか?」 立って向き合おうとしない提督に追求はやめない。やめてはいけない。 確かに国民を守るのが私達の使命だけど、それ以上に守りたいものがあってもいいじゃないですか。 駄目だと言うのならそれは私達艦に自我を持たせた神様にでも言って欲しい。 理論の伴っていない言葉しか返せないこの人は今虚勢だけで保っている。 この姿勢を撃ち崩すべく、私は敢えて辛辣な言葉を並べ立てる。 「提督のこんな姿を他の艦が見たら、どう思うんでしょうね」 「五月蝿い」 「悩むのは誰しもあると思いますけど、それを誰にも打ち明けないで自分の体を傷つける提督は、軟弱で臆病者です。 なんでこんな人が提督なんかやっているのか甚だ疑問です」 「……っ」 斜に構えているというか、この人は逃避しているだけ。 遂にはこうして顔さえも逸らして再び項垂れてしまったこの人は、ただ臆病なだけなのだ。 この人のこういったところは呆れるし腹立たしいけど、一番気に入らないのはまた別のところにある。 「結婚までしたのに水臭くありませんか」 「お前にぶつけたって何もならん」 「提督にとって結婚とはなんなんですか。強い絆を結んだのは私の思い上がりだったんですか」 「…………」 「……はあ」 溜息が零れる。 以前からも度々提督のこうしけた姿は見てきたけど、 今のような関係ではないそれまでは煮え切らない思いのままあまり注意してこなかった。 しかし今は違う。 もうそれまでとは違い、嫌な事悲しい事をぶつけ合っても何ら問題はないはずですよね。 もっと私を頼ったらどうなんですか。 仕事の補佐をするだけの秘書以上に頼ったらどうなんですか。 「こっちを向いてください」 「……? んむっ……」 …………。 「ぷぁっ、おま、いきなり……!」 「何かあったら煙草に当たるのはもうやめてください」 「キスの味が煙草臭いのは嫌ですから」 悲しみに暮れる夜もそろそろ更けてきた。 水平線から顔を出そうとする日の淡い光の下、 隙だらけな提督の驚いた顔を尻目に、提督のポケットの中の紙の箱を力の限り握り潰した。 これが気に入ったら……\(`・ω・´)ゞビシッ!! と/
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/363.html
128 :スターリン:2014/04/28(月) 21 25 49.96 ID SsCgXSYY ビスマルクです。例によって腹黒いので御注意ください。 『ブロンドVSブルネット』 1. 提督の執務室では、第一艦隊の旗艦を勤めた艦娘が報告を終えたところだった。 ラバウル赤旗艦隊の提督は、報告書の戦果に目を通している。若い面差しに似合わず、彼の肩の階級章は大将の位を示していた。 彼は英国・ダンヒル社製のパイプへ煙草を詰めた。パイプは、火を点じてから煙が出てくるまで時間がかかる。 たっぷり時間をかけて紫煙をくゆらせてから、若い軍人は帰投した艦娘を褒め称えた。 「素晴らしい戦果だ。よくやった、ビスマルク」 「当然でしょう! もっと褒めてもいいのよ」 戦艦の艦娘ビスマルクは喜色満面に胸を張った。 自慢げに鼻を鳴らす彼女の前で、司令官は机から腰を上げる。 紺碧の瞳で彼を情熱的に見つめるビスマルクに近寄ると、提督は白い手袋を外した。 艦娘の頬に手をやり、彼女の金糸のような美しい髪を指先に梳った。 「君の勇敢さは言葉では表現できない。アレクサンドル・スヴォーロフ勲章ものだ」 提督が艦娘ビスマルクの白い頬を撫でると、彼女は長い睫毛を伏せ、じゃれつく猫のように自分の手を男の手に添える。 心地よさげに吐息をこぼす艦娘の目を見つめ、提督は静かに言った。 「君の力をこれからも俺のため役立ててほしい」 「Wie Sie meinen. お望みのままに、提督」 提督が彼女の腰を抱き寄せると、ビスマルクは生け贄のように首筋を彼へ差し出す。 すでに艤装を外した首許に手をやり、提督は留め具を外していった。 ビスマルクの目が生きたサファイアのように輝いて見る前で、提督は緋色の錠を取り出した。 「勲章をやることはできないが、信頼の証を与える」 蕩然とビスマルクが見る前で、彼女のミルク色の首に首輪が嵌められた。 甘くため息をつき、ビスマルクは自分の首に揺れるハート型の錠に目を落とす。 満ち足りた顔で胸元を撫でる彼女を、提督は酷薄に見下ろした。 「これで君は、俺の許可なく解体されることも、近代化のエサにされることもない」 「失敬ね。私を誰かの材料にするですって?」 提督の不遜な発言に、ビスマルクは面白そうに唇の端を吊り上げた。 提督はいたって平静たる声で口にした。 「この鍵は俺以外には解けない。もし俺が死んでも、君たちは消えない」 無言のまま、ビスマルクは錠を指先でなぞった。 幼子のように目を輝かせて感触を確かめる美女の額に、提督はキスした。 2. 澄みきった蒼穹に陽光が煌いて、ラバウルの浜辺を照らしている。 浜辺に面したドックの壁に腕を組んで寄りかかった長門は、長い黒髪を潮風に揺らせていた。 彼女は玲瓏たる美貌の眉間に皺を寄せ、唇を一文字に引き結んでいる。 左右対称の凛然とした美貌は、なにやら不機嫌なオーラを放っていた。 「旗艦は、またあの新入りか」 燻るような口調で呟く長門に、加賀は静かな目を向けた。 彼女の周囲には、艦載機を操る妖精たちが羽虫のように緩やかに浮遊している。 彼らを白魚のような指先で労わってやりながら、加賀は指摘した。 「仕方ないわ。先程の演習でも、貴女は調子が出なかったもの。忖度するところではないわ」 いつも冷静な長門は、憎々しげに拳をドックの壁に叩きつけた。 長門の拳の形に凹んだ壁の穴を、加賀は無感情に眺めた。 「不機嫌そうね」 「当たり前だ! 私は、提督がお作りになった最初の戦艦だぞ!」 長い黒髪の美女は怒りを露にした。 長門や加賀にとって、沈んだ彼女たちを“建艦”して艦娘として復活させた提督は、単なる軍司令官ではなかった。 彼女たちは提督を上官ではなく、神にもツァーリにも等しい存在として崇めていた。 「私は、あの新入りより少ない資源で作られ、はるかに多くの戦果を挙げている! 奴とは比較にもならん!」 長門のビスマルクに対する怒りは、さまざまな要素が絡まったものだった。 戦艦ビスマルクは、第一次世界大戦を経たドイツ第三帝国の技術をつぎ込まれ、イギリス王立海軍との熾烈な戦闘の中で轟沈した。 一方、長門の前世になった戦艦は、長く出し惜しみされ、性能を発揮できなかったばかりか、敗戦後に敵だった国に引き渡された。 役立たずどもが、長門に力を振るわせず、あまつさえ敵の新兵器の実験台にさせたのだ。 建艦され、現世に転生したとき、長門が覚えていたのは、彼女を作った人間どもへの怒りだった。 辱めを受けた長門を、黄泉から呼び戻したのは提督だった。彼が長門に新しい命と、新しい戦場と、勝利を与えた。 提督とは長門にとって王であり、主であり、父であり、すべてだった。 ビスマルクは、前世の長門ができなかったことをした許しがたい存在というのみならず、王の寵愛を奪おうとする存在だった。 「お父様は、いったい何をしている? 最近はあの新入りと潜水艦の育成ばかりだ」 「我々はすでに南方海域の奥まで手をかけました。深海棲艦どもの巣に一発喰らわせるのも近いはず」 苛立たしげに舌打ちする同僚に、加賀は先程の長門のように腕を組んでみせる。 珍しく怒りを発露させている姉妹を前に、加賀は風に揺れる自分の黒髪を指先に絡めながら声を発した。 「来たるべき総攻撃を前に、造物主様は全員を戦力とすることをお考えなの」 「お父様の艦隊に、我々以外は不要だ!」 加賀の懇切丁寧な解説に、長門は柳眉を吊り上げ激昂した。 胸の前に突き出した拳を震えさせ、長門は忌々しげに太平洋を見やった。 「深海棲艦どもも新型を出してきたそうではないか。早く戦って殺したい!」 「ずいぶん彼女たちが憎いのね」 「とんでもない。私は連中が大好きだ」 長門は加賀に向き直ると、唇を冷酷な形に歪めた。 「殺せば殺すほど、お父様に愛してもらえるからな!」 南海の明るい陽光はラバウル全体に降り注いでいる。 長門の紅玉色の瞳は、その光を照り返して宝石のように煌いていた。 そこに燃え盛っているのは盲愛と、沈んだ艦船の怨恨だった。 姉妹の目を見て、加賀も薄く笑った。 「それは、同感ね」 真っ白な砂浜には、黒ずんだ案山子のような歪なものが突き立てられている。 杭に縛り付けられた、深海棲艦たちの死骸だった。 建艦された艦娘たちが、提督に忠誠を示すと称して、海から引きずって来たのだ。 彼女たちの中には、すでに骨になった者もいて、空の眼窩から故郷の海に悲しげな視線を送っている。 折り重なる深海棲艦たちに混じって、制服を着た骸骨がひとつあった。 潮風に晒され、すっかり色褪せてしまっているが、彼の腕章は“憲兵”と読めた。 ここはラバウル基地。 死の基地。 3. 執務室には男女の音と匂いに満ちていた。 「はぁ……ふぅ……」 壁に背を預けたビスマルクは、創造主と睦み合っていた。 重ねた唇から、男の舌が彼女の口腔へ差し入れられ、形のよい歯を舌先でなぞる。 絡まった白い指に力をこめ、金髪の美女は切なげに喘いだ。 「て、いとく……」 艦娘が提督の下腹部を繊手で探ると、すでに男は服を押し上げ昂ぶっていた。 彼を服の上から撫でさすって宥めながら、ビスマルクは必死に主の舌を吸った。 「ちゅ……んちゅ、ちゅぷ」 提督はそれに応じ、ビスマルクの胸の優しい脹らみに手を乗せた。 完璧な彫刻のような乳房を、彼女が自分にしているのと同じように、服の上から弄ぶ。 心臓の鼓動を確かめるように愛撫すると、ビスマルクは彼を慰めるのを止め、提督にしがみついた。 「あ……」 「お前は、実に優秀な艦娘だ」 ビスマルクの金色の髪を撫でながら、彼女の主は鉄のように熱く硬くなった陰茎を外気に晒した。 「ふ、ふん、こんなもの見せるなんて……本当に規律が緩んでいるわね」 欲望のはけ口を求めて反り返っている男根が現れるや、金髪の美女は醜悪な肉塊へ愛しげに頬をすり寄せた。 柔らかい頬の感触に、男根はますます刺激を求めて猛り狂った。 口では反抗的な科白を言いつつ、ビスマルクは茎に接吻した。 陰茎を頬張って、男を悦ばせる動きを始める艦娘の頬を、提督は撫でた。 「お前が優秀だから、こうなった」 「あら、そう? では、私が事態を収拾するのは当然ね」 鈴口に悪戯っぽくキスすると、ビスマルクは背を壁に預ける。 ビスマルクのすでにボタンを外した襟を、提督は人形でも着せ替えるように広げた。 豊かに張り出たミルク色の乳房が露になる。 自分の長い脚を肩にかけていく提督に、ビスマルクは微笑した。 提督は、彼女の唾液にまみれた男根の先端を、彼女の金色の草叢にあてがった。 ビスマルクが自信ありげに唇を嘗める。 期待に満ちて待ちわびる彼女の中へ、提督は侵入していった。 怒張した男の体が艦娘の中にずるずると滑り込んでいく。 「ん、あ、ああ……」 自分を犯しぬいていく提督を感じ、彼女は碧眼を虚空に向けて頤を震わせる。 完全に提督が体の中に収まってしまうと、金髪の艦娘はだらしなく顔を蕩けさせた。 軽く突き上げられると、ビスマルクは長い脚を提督に絡めた。 ビスマルクの中に入るのは、極上のオイルの中に入るようなものだった。 彼女に飲み込まれた男根の四方八方から、滑らかな快感が下腹部に伝わってくる。 提督は顔をしかめて濃厚な衝撃に耐えた。 抱えあげた艦娘を壁に押しつけ、提督は美女の奥を突き上げる。 かすかに眉間にしわを寄せ、確かめるように動き始める提督に、ビスマルクは問いかけた。 「ん……どうかしら、提督?」 彼女の勝気な科白と表情の奥に、提督はかすかな不安の響きを聞き取った。 提督はビスマルクの上気した頬に手をやった。 とたんに驚いて目を見開くビスマルクに顔を傾け、提督は彼女へ唇を重ねた。 最初は安心させるように唇を啄ばみ、続けて舌で口の中をなぞる。 逃げようとする舌を絡め取り、彼女に自分の唾液を送り込む。 彼に貫かれたまま、ビスマルクは一心に提督の唾液を嚥下していった。 提督が彼女から口を離すと、ビスマルクは飲みきれなかった提督と自分の涎を唇の端から溢れさせる。 潤んだ紺碧の瞳を見返し、提督は囁いた。 「素敵だ」 「も、もう、馬鹿ね……」 提督は息を荒くするビスマルクの胸元に手を伸ばし、ミルク色の乳房をつかんだ。 指に吸いついて押し返す乳房を揺すり、桜色の頂をいじってやると、ビスマルクは期待に満ちた息をこぼす。 「ん……あ……」 長い脚を震えさせ、彼女は腕を提督の首に回す。 ビスマルクは汗で顔に貼りつく髪をなで上げ、自信ありげに笑った。 「ていとく……私がやってあげてもよくってよ」 ビスマルクは提督の胸に手をやり、彼女を抱えあげていた男を後ろへ押しやる。 促されるまま押された提督は、艦娘と結合したまま床に尻をついた。 提督が冷淡な目で見上げる前で、金髪の美女はニヤリと笑った。 主に跨って、彼をくわえ込んだビスマルクは腰を妖艶に揺らせた。 提督を見下ろし、ビスマルクは唇を嘗めた。 彼の下腹部をしとど溢れる液で濡れさせ、ビスマルクは提督の上で腰を躍らせ始める。 豪奢な金髪を柔らかく髪を振り乱し、形のよい乳房を揺らして、ビスマルクは提督を味わった。 提督はビスマルクの腰に手をやり、ゆっくりと彼女に合わせ始める。 「ああ」 提督の耳元で、彼にしがみつくような格好のビスマルクは歓喜の鳴き声を漏らす。 ビスマルクは提督を喰らう動きを早めていった。 提督は、高みへ上っていく彼女の背に腕を回して抱き寄せた。そして、ビスマルクの子宮を思い切り突いた。 ビスマルクは悲鳴を上げた。それを無視し、提督は腰を思う様ビスマルクの子宮に叩き込む。 濃すぎる快楽から逃げようとする尻をしっかりと押さえ、提督はビスマルクの中を掻き回した。 「てっ、ていとくっ、強すぎるわっ」 よがり狂うビスマルクの乳房に顔を埋め、形のよい吸いやすい大きさの乳首に吸いつく。 充血した頂を歯で挟んで舌で転がすと、ビスマルクはより激しく悶えた。 ビスマルクの中が男の体に吸いついてくる。 滾った肉の剣を打ち込まれ、欲情した艦娘の体が熱い迸りを求めていた。 淫蕩に耽る艦娘を散々に責めさいなめ、提督は彼女へ欲望のたけを注ぎ込んだ。 「あ、ああ、あ……」 134 :スターリン:2014/04/28(月) 21 30 47.63 ID SsCgXSYY 提督が自分の中で力強く痙攣するのを感じて、金髪の美女は淫靡に歌った。 彼に脱力した身を預け、ビスマルクは涙まで流した。提督の懐にすがりつき、戦艦の艦娘はむせび泣いた。 「提督、熱いわ……」 提督は無言のまま、彼女の金糸の髪を撫でた。 4. 「あの子達がそんなことを? 仕方のない連中だ。俺に似たのか」 机の上に乗った妖精となにやら話し込む提督の背後の壁には、旧ソ連の映画『戦艦ポチョムキン』のポスターが貼り付けられている。 ビスマルクが同僚たちから聞いたことには、かつては第六駆逐艦の艦娘たちが描いた掛け軸が掲げられていたのだそうだ。 だが、彼はその掛け軸をしまい込んで誰にも見せなくなってしまったらしい。 とはいえ、そのようなことはビスマルクにとっては瑣末なことだった。 すでに艤装を身に着けたビスマルクは、机の前に侍り、提督を見上げて微笑していた。 傾いた太陽の光が支配する、この茜色の世界で彼と過ごすことに比べれば、そんなことは取るに足らない問題だった。 「ありがとう。下がっていい」 妖精は光になって机上より舞い上がり、部屋から消失した。 ビスマルクが見つめる前で、提督は壁の戦略地図へ目をやった。 「南西海域に深海棲艦どもが戦力を集結させている」 提督は揺らがない目でビスマルクを見下ろした。 侍るビスマルクは、敬愛の目で提督を見返す。 若い軍人は彼が創った艦娘に言った。 「摩耶や木曾たちを随伴させる。行って俺を喜ばせてくれ、ビスマルク」 「お任せを、造物主殿!」 不敵な笑顔とともに、ビスマルクは颯爽と立ち上がった。 提督の前で拳を握り締め、ビスマルクは宣言した。 「この私、戦艦ビスマルクが出る以上、深海棲艦どもの行き先は唯一つ、地獄よ!」 身を翻し、ビスマルクは意気揚々と執務室を退出した。 扉を閉めると、彼女は提督に気づかれないよう、音を出さないようにしてドアへ凭れた。そして、自分の首筋を艤装の上から撫でる。 服の上から、提督に嵌められた錠の感触を確かめる。何度確かめても飽きなかった。 ビスマルクは信頼の証を受け取った喜びに震えた。 その場に立ち止まって、次に執務室へ呼ばれるのはいつか考えていると、廊下の奥から向かってくる人影が目の端に入った。 二つの人影が誰か理解するや、金髪の美女は形のよい唇を綻ばせる。 「あら? 旧式の戦艦さんね」 ビスマルクの揶揄に、長門は動じた風もなく彼女を見返した。 彼女の隣の加賀には見向きもせず、ビスマルクは長い黒髪の美女へ、無遠慮に視線を走らせる。 面白そうに桃色の唇に指先を這わせると、ビスマルクは長門を眺め、毒に満ちた猫撫で声を放った。 「ねえ、古い姉妹。日本には、むざむざ敵国に引き渡され、原爆の的にされた船がいるそうね」 加賀は大気が一瞬で張り詰めるのを感じた。張り詰めるどころか、凍りつき、ひび割れる音さえ聞こえそうだ。 黙っている長門の前で、ビスマルクは花のように唇を綻ばせた。 「そんな情けない船は提督に相応しくないわ。そう思わないかしら」 「虫ケラ姉妹が」 静かに煮え立つ殺意を露に、長門はビスマルクを見下ろす。紅玉色の瞳には冷たい火が燃えていた。 ビスマルクは意に介した風もなく、険しく強張った美貌を紺碧の瞳で傲然と見返した。 長門は、たいていの男を凌駕する長身をわずかに傾け、ビスマルクを睨めつけた。 「造物主殿の前で恥をかかんよう用心することだ」 「古い姉妹。吠え面かかないよう気をつけるのね」 剥き身の刃のような応酬が終わると、ビスマルクは自信ありげに鼻を鳴らし、踵を返した。 軍靴の硬い足音が回廊に反響する中、背を向け合った二人の艦娘は炎の目を燃やしていた。 das Ende/koniec/кoнец/おわり + 後書き 136 :スターリン:2014/04/28(月) 21 35 51.24 ID SsCgXSYY ビスマルクと聞くとおっさんしか思い浮かばなかったのにビスマルクちゃんが来てから悪い影響が出始めました 山本長官か誰かが、兵器の名前に個人名つけるのよくないって言ったらしいですけど本当にそう思います ビスマルク育成中、うちの長門とビスマルクちゃんがこんな会話をしてませんように
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/87.html
ちょっと修羅場系なので、苦手な人は注意をお願いします。 『出口がない』 真っ赤な夕日が、ラバウルの海原を鮮烈な赤に染めていた。 「中世のポーランドでは、貴婦人に貴族はこう挨拶した」 暮色に染まった執務室で、若い士官は、駆逐艦・吹雪の前に跪き、彼女の手を取った。吹雪が彼 の行動に驚き戸惑っていると、目を閉じた彼は艦娘の手に顔を近づけ、柔らかい手の甲へ唇を落と した。雪のような白い頬を赤くした吹雪を見上げ、彼女の司令官――提督は言った。 「私の礼節をすべて貴女に捧げる、という意味だ。……これからも一緒に戦ってくれ」 吹雪と提督が初めて、鎮守府周辺の敵艦隊を初めて殲滅した後のことだった。あの時、確か吹雪 は、提督が新しく建艦した駆逐艦とともに初めての任務を終えたのだった。 あの時建艦されたのは誰だったか、もう思い出せない。 「司令官。戦果のご報告に参りました」 「吹雪か。入れ」 提督の執務室に入ると、吹雪は柳眉を曇らせた。 机の上の書類に目を向けている司令官の傍らには、吹雪と同じように秘書艦を務める艦娘たちが いた。歴戦の実力者である彼女たちは、入れ替わり立ち代わり旗艦を交替し、提督の艦隊の先頭で 戦っている。 「うざい。うざい。マジうざい」 何やら抗議の声を上げているのは、重巡洋艦・摩耶。戦況が激化してきたころ、吹雪に代わって旗 艦の任に就き、吹雪よりも早く改造を受けた艦娘だった。彼女は、提督の艦隊で最初に戦艦や空母 を打ち沈めた主力艦だった。 摩耶は提督がペンを握っていない方の肩に縋り付き、提督が彼女の足の間に差し入れた手を動か すたび、上気した顔で提督を罵っていた。とはいえ、物欲しげに緩んだ唇や、提督の服をつかむ指 先は、彼女の科白とは不釣り合いだった。 ペンを置いた提督は、侍従のごとく傍らに侍る長身の美女に目を向けた。 「金剛が改造を完了し、空母や戦艦もだいぶ数が揃ってきた。長門、沖ノ島海域の突破を試してみよ うと思うが、どう思う?」 戦艦・長門は、怜悧な美貌を提督に向けると、提督のペンを置いた右手を取り、艶めかしく自分の 腰や胸元へ誘った。彼の手に愛撫を受けながら、彼女は熱のこもった目で提督に囁いた。 「同意する、造物主殿。あなたの命を受ければ、私はいかなる海域にも赴き、いかなる敵艦も沈めて みせよう」 長門は“造物主”と提督を呼んだ。 平然と。“青い空”とでも言うかのように。 この艦隊の、提督自ら資源を割いて建艦した、“建艦組”の艦娘たちにままあることだった。“建艦 組”のうち、第一線で戦い続けている艦娘たちは、自ら挙げた武勲と、司令官と戦いの中で築いた 絆、そして提督の手によって作り出されたという自負を同一視し、提督を唯一無二の指導者と仰いで いた。 「頼もしい。アレクサンドル・ネフスキー勲章ものだ」 長門に、提督は肉付きの薄い頬に皮肉な笑みを浮かべて応えた。提督は長門から手を戻すと、硬 直した吹雪が両手で持ったままの報告書へ差しのべた。慌てて吹雪が差し出した報告書を受け取る と、若い士官は静かな笑顔で言った。 「ありがとう、吹雪」 その笑顔が、吹雪がはじめて彼に出会ったころとまったく同じで、吹雪は見るに堪えなかった。 「いえ、提督、私は」 彼の顔から眼をそらし、口の中で声にならない声をつぶやく吹雪の前で、提督は書面に目を落とし ながら平然と言った。 「とはいえ、弾薬が枯渇してきた。もう少し資源を確保してからだな」 「長門の言った通りだぞ、提督」 いつの間にか床に腰を下ろした摩耶が、提督の膝にそろそろと手を這わせながら言った。 「お前が指令を下してくれれば、あたしは……」 摩耶は言いながら提督のベルトを緩めた。白いズボンの中から、充血した陰茎がはね出ると、摩耶 はそれを見つめて陶然とため息をついた。吹雪が見ている前で、摩耶は醜悪な肉の塊にためらうこ となく口づけ、雄の体臭を吸い込み、黒々とした怒張に舌を這わせた。 吹雪はしばらく、この異様な肉の宴の前で立ち尽くしていた。 「どうした?」 提督は茫然と立つ吹雪に目を向けた。 摩耶の奉仕を受けていた提督は、摩耶の柔らかい髪を撫で、彼女の白い耳朶に何事か囁いた。摩 耶は不満そうに提督を見上げたが、喉まで飲み込んでいた男根から唇を離すと、静かに体をひい た。提督は濡れた男根をしまうと、立ち上がって吹雪の前に歩いてきた。 「吹雪?」 提督は膝を折ると、頭一つ背が低い吹雪の顔を覗き込んだ。吹雪は、摩耶の憎悪に満ちた瞳から 床へ目をそらしていた。吹雪の顔を見て、眉をひそめた提督は白い手袋を彼女の頬へやった。 「具合が悪そうだ」 「な、何でもないんです!」 吹雪は反射的に彼の手を払いのけた。目を見開く提督の顔を見て、吹雪はまるで自分が平手打ち されたかのように愕然とした。茫然と彼女を見ている提督に、吹雪は慌てて弁解した。 「あっ……こ、これは違うんです、提督、私は……」 提督が口を開く前に吹雪は踵を返し、執務室の入口へ駆け出した。 後ろから、摩耶の怒りに満ちた声と、いつも冷静な長門の声が聞こえてきた。 「なんだ! 最初の秘書艦だか何だか知らねえけど、バカにしやがって! 提督、なんであんな駆逐 艦をいつまでも置いておくんだ? あたしや隼鷹の近代化材料にしちまえばいいんだ!」 「やめろ、摩耶。吹雪は造物主殿を最も長く支えた、最古参の戦士だ。造物主殿には造物主殿のお 考えがある」 鎮守府の海岸で、提督は砂の上に座って夜の真っ黒な海を眺めていた。その背後に何者かが立 つ気配を感じると、彼は振り返りもせずに言った。 「吹雪」 こちらに顔も向けないまま声をかけてきた提督に、吹雪は自嘲するように言った。 「司令官……私も、あなたを神と呼んだ方がいいですか?」 「次にそんなことを言えば、君を解体する」 提督は間髪入れずに吐き捨てた。吹雪は微笑して、司令官の横に座った。吹雪は、彼女に目もく れずに夜の海を見ている提督の横顔を見た。 「構いませんよ。普通の女の子になって、本当の秘書になりましょうか」 「君は秘書艦だ。初めて就任した時からの戦友だ。対等な存在だ」 嘆息すると、提督は軍帽の庇で顔の半分を隠した。 「摩耶を許してやってくれ」 「提督に、近代化を重ねていただきましたけど、もう私は沖ノ島海域では戦力になれませんから」 苦々しげに言う提督に、吹雪は悪びれずに言った。提督の顔を見つめたまま、膝を抱いた吹雪は 彼に問いかけた。 「なぜ建艦した艦娘たちを特別扱いするのです?」 「別に、入渠や補給の順に差をつけたことはない」 「なぜ抱くのです?」 静かに答えた提督に、吹雪は質問を重ねた。 「あなたの閨に行ったことがあるのは、赤城ではなく加賀です。羽黒や愛宕ではなく、摩耶や高雄。 龍驤ではなく、飛鷹と隼鷹。比叡や金剛は一度もないのに、長門だけ。私や島風ではなく、響。な ぜ、彼女たちにだけお情けを?」 吹雪は膝を抱いた腕に力を込めた。 「それに、あんな呼び方は、本来あなたなら許さないはずです」 提督は黙っていた。 南海の星空の下で、吹雪はただ彼の答えを待っていた。無理矢理に聞き出す話題ではないと思っ たからだ。吹雪は潮騒と、夜風と、提督の息遣いだけを耳にしながら、彼が口を開くのをずっと待って いた。 彼女の司令官は、やがて軍帽を脱いで、帽子の内側に目を落としながら言った。 「俺は二度も建艦した船を沈めた。千代田が轟沈した時、俺は二度と同じ愚を踏まんと誓った。しか し木曾までも沈めた。千代田の時も、木曾の時も、君たちは俺のせいじゃないと言ってくれた。だが、 俺のせいだ。一生忘れられない、おぞましい記憶だ」 提督は吹雪に初めて顔を向けた。若い士官は、目だけが不釣り合いな真っ黒な目をしていた。 「俺は、一緒に戦ってくれと君に頼んだ。なのに、俺は君たちを使い潰した。俺は、せめて彼女たち には、轟沈した二人にしてやれなかったことをしてやりたい。して欲しいことは何でもするし、呼び方 ぐらいで目くじらを立てたりはしない。……任務中でなければ」 彼は吹雪の顎に手をやった。 「提督、私は」 吹雪が何かを言おうとする前に、提督は吹雪の顎から手を離した。彼は吹雪に背を向け、砂の上を 歩いていった。やがて、鎮守府の砂浜の上には、吹雪だけが取り残されていた。彼女は暗い海を背 にしながら、姿を消した司令官のことを思った。 塩気の混じった風が、吹雪の黒髪を揺らした。 彼女は呟いた。 「愛しています」 Das Ende/конец/おわり
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/153.html
「提督、何かお飲みになりますか?」 「ん?あぁ・・・ほうじ茶を頼むよ」 一日も半分を過ぎ、そろそろおやつという時間。 書類に目を通し、サインをする。 大体が報告書だ。提督への報告もあれば、大本営への報告もある。 「もう少しこういった雑多な書類が減ればいいんだがなぁ」と一人ごちた。 「大本営への日次報告なんて纏めて一括でいいだろうに、何故態々各任務毎に書式を・・・」 ぶつくさと文句を垂れる提督の鼻腔を、香ばしい薫りがくすぐる。 「ふふっ、そう仰らないで」 ことん、と置かれた湯飲みを手に取り茶を啜る。 「・・ふー・・・。悪いね千歳、何時もありがとう」 ばつが悪そうに返すと、人差し指を立てて 「いいえ、これも秘書艦としての勤めですから」 ウインク、可愛い奴め。 「後もう少しですから、ね?」 「全くだ、片付けてしまおう」 そして、残り一山の書類に手を伸ばした。 「午後五時。提督、綺麗な夕焼けですよ」 「おー・・・こっちもこれで綺麗に片付くぞ」 最後の1枚を手に取ると細部まで目を通し、サイン。 「これは工廠行きと・・・」ぴっ、と投げるようにカゴへ書類を放り込む。 「お疲れ様でした、提督」 大きく息を付き伸びをすると、両肩に温かい感触が置かれた。 「肩、お揉みしますね?」 ゆっくりと、凝った肩が揉み解されていく 「あぁ~・・・気持ち良い」思わず出た声に、千歳がくすくすと笑う。 「いやいや・・ほんとに気持ち良いんだよ?」 「ありがとうございます、揉んでる甲斐もありますよ?」 「そりゃどうも・・・」 心地よさに負けて、どうにも顔が緩んでしまう。 「何かして貰ってばかりで申し訳ないな・・・千歳はして欲しい事、無いのかい?」 手が止まる 「えっ。して欲しい事、ですか・・・?」 「うん、何でもは聞けないが。どうだろう?」 「して欲しい事・・・」 うーん、と唸る千歳。どうも悩ませてしまったようだ。 「そこまで考え込まれる様な事だと出来かねるなぁ・・ 僕個人で出来る事ならまだいいけどね、例えば頭撫でて欲しいとか」 軽い冗談のつもりだった。 「へっ!?」 「・・・どうした、素っ頓狂な声あげて。」 振り向くと、顔を真っ赤にした千歳の姿があった。 「え、えっと・・・そのぉ・・・」 急に両手を合わせてもじもじとしだし、目を逸らす千歳。 「・・・・よし、分かった。」 椅子を引き、立ち上がる。 「えええっと、あの。提督?」 普段の落ち着きは何処へやら、提督の一挙一動にびくびくしている。 「ほら、千歳」 両腕を広げ、手のひらでおいでおいで、とジェスチャーをする。 「て、提督!?その「いいから、来なさい」 千歳の言葉を遮り、1歩近づく。 「じゃ、じゃぁお言葉に甘えて・・・」 おずおずと腕の中に入るが、そこで止まる千歳。 「・・・ほら。」 「あっ」 肩と背中に腕を回し、しっかりと抱きしめる。 「う・・・」 「どうした、顔が赤いようだね」 「もう・・いじわるですね、提督は」 「随分慌ててたからつい、ね。落ち着いたかい?」 こてん、と頭を胸に寄せる。 「はい。・・・提督」 「・・・なんだ」 出来る限りの精一杯で、優しく頭を撫でる。 「・・・大好きです。」
https://w.atwiki.jp/magicman/pages/3083.html
時空提督ソウル・ブリッジ R 光文明 (4) クリーチャー:グレートメカオー/キカイヒーロー 3500 ■ブロッカー ■相手のターン中に、このクリーチャーが自分の手札から捨てられる時、墓地に置くかわりにバトルゾーンに出してもよい。そうした場合、コスト5以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出す。 作者:赤烏 フレーバーテキスト DMW-15 「レジェンス編II ビガの野望」「遊者とはハンドレス。おてんとさんが昇った後の事なんて知らねえのサ。」 ――時空提督ソウル・ブリッジ 収録 DMW-15 「レジェンス編II ビガの野望」 評価 名前 コメント
https://w.atwiki.jp/kancolle_ero/pages/159.html
前回の話 0600時 目覚ましの鳴る前に目が覚める。 視界に入ってきたのは普段と異なる天井だった。 「知らない天井だ……」 などと数日前イムヤ達と視聴したアニメのセリフを口にしながらここが今まで使っていた居室ではないのを思い出す。 「ちょっと重たい……ってまぁ当然か」 俺の上では昨晩排卵日でありながらがっつり中出ししてしまった熊野が抱き付いたまま眠っていた。 その寝顔は幸せそのもので、かわいい寝息を立てている。 「熊野、可愛いぞ……」 「ん……おはようございます提督」 こちらがキスをしようと思ったら熊野に起きられてしまった。 でも、おはようのキスをするのは変わらないからこのまま続行だ。 「おはよう、ん……ちゅうっ」 「んん……あんっ……提督のオチンポが……」 「あ……そうか……」 昨晩はあの後、二人で思いっきり甘いトークをしたあとそのまま寝てしまったんだよな。 要するに俺の肉棒は熊野の膣内に収まったままというわけで、しかも朝勃ちしているから熊野が感じるのも当然だった。 いかん、俺の上でムズムズしている熊野を見ると……。 「熊野、このまましちゃおうか……」 「勿論、よろしくてよ」 そのまま、夜戦突入ならぬ朝戦突入してしまった。 当然、昨晩に続いてそのまま中出し……嗚呼、俺も熊野も朝から元気だよなぁ。 0700時 朝からいたした後、ひと風呂浴びてから朝食をとりに食堂へ向かう。 熊野と腕組んで歩いていると、第六駆逐隊の皆と出会った。 彼女たちもこれから朝食らしい。 「司令官、熊野さんおはよう!」 「ごきげんようなのです」 「おはよう」 「はわわっ、おはようございますなのです」 うん、皆いい挨拶だ。 「あー、司令官と熊野さんが腕組んでる。私も腕組んじゃうんだからね」 俺と熊野が腕組んでいるのを見た雷が俺の左腕に自分の腕を絡ませる。 「電も……司令官さんと一緒なのです」 「司令官、いいかな?」 すると、電ちゃんと響も服の左袖をつかんできた。 「暁はいいのか?」 「お、お子様じゃないんだからそんなにベタベタしないわよ!」 そうは言っても本当は腕を組みたいのがミエミエなのだけど、そこがまた可愛いんだよな。 「暁ちゃん、一人前のレディなら殿方と腕を組んでエスコートするのは当然でしてよ」 「熊野さんがそう言うなら……」 熊野が言うと暁もおずおずと俺の右袖をつかんできた。 だがしかし……。 「これじゃちょっと歩きにくいな……」 「そうですわね……」 「ねぇ、それならじゃんけんで決めない?」 雷の一言に思わずうなずく。 じゃんけんで勝ち残った子が俺と腕を組むならいいか。 そして早速その場でじゃんけんが始まったのだが……。 「うん、やっぱり私達の司令官だけの事はあるわね」 「皆の前でこんな風に抱っこされるなんて……嬉しいけれど少し恥ずかしいですわ」 「はわわっ、高いけど司令官さんが転んだら大変なのです」 「暁がちゃんとエスコートしてあげるんだから」 「司令官の背中……広いな」 結果、じゃんけんは熊野と雷が最後まで勝負付かずでコイントスでようやく決まった。 だけどこれはどういうことだ? 現在俺は熊野をお姫様抱っこしながら雷と電ちゃんを両肩に乗せた上、背中に響をしがみ付かせ暁は右腕をがっしと掴んでいる。 それでいて食堂まで普通に歩いているんだから俺もタフになったよな……。 まぁ、普段から書類が山のように詰まったダンボール箱積み上げたのを手に軽々と歩いているわけだから当然か。 案の定食堂に着いたら、皆から奇異の目で見られた。 「提督ぅー!」 そこへ金剛が一言。 多分、お姫様抱っこして欲しいんだろうな。 「私も肩車して欲しいデース!」 「そっちかーい!」 思わずツッコミを入れてしまった。 ちなみに本日の朝食はトレーに山積みされたホットサンドを熊野と第六駆逐隊の皆で食べることになった。 朝食が終わったら帰還してくる遠征組の報告を聞いてから労ってやらないとな。 大きな海戦も無いみたいだし当面は平和だろう。